トラック整備

三菱ふそう大型トラック 6R10エンジン バルブクリアランス調整

投稿日:2020年3月4日 更新日:

         目次

  • エンジンのタイミングを合わせる
  • 各バルブクリアランスを調整する

エンジンのタイミングを合わせる

フライホイールの刻印とカムシャフトの刻印を合わせて

No1シリンダーの圧縮上死点を出します。

まず下に潜りエンジンリヤハウジングの

下側に付いているメクラブタを外します。

メクラブタを外すとポインターとフライ

ホイールが見えると思います。

フライホイールのリングギヤをマイナス

ドライバー等でこじりエンジンの回転方向

に回していきます(車に向かってのの字)。

回していくとフライフホイールの溝のところに

丸い刻印が見えてきます。これをポインターと

合わせます。

この刻印わかりにくいです。

フライホイール側の刻印を合わせたら、カムシャフト側の

刻印が合っているのか確認します。

No1シリンダーが圧縮上死点になっていると

カムシャフト側の刻印が真上をむくような位置に来ます。

刻印がなければNo6シリンダーが圧縮上死点

になっています。

カムシャフト側のタイミングを合わせるのに

アングル(L型の鉄板)を穴あけ加工して

カムフレームの一番後ろにボルトで取り付けて

カムシャフトの刻印の位置が合うように印をして

おくとわかりやすいです。

各バルブクリアランスを調整します

No1シリンダーの圧縮上死点がでたら

バルブクリアランスを調整します。

下の図を参考に調整します。

インテーク側を0.4ミリ

エキゾースト側を0.6ミリ

クリアランスは少しきつめに調整し必ず

シックネスゲージを抜いて入れなおして

入るか確認します。入らない場合はきつすぎです。

  No1  No2  No3  No4  No5  No6 
圧上  IN  EX  IN  EX  IN  EX  IN  EX  IN  EX  IN  EX 
No1                         
No6                         

 

No1シリンダーが圧縮上死点の時に調整できる

ところが終わったら、またフライホイールを回して

ポインターと刻印を合わせてカムシャフト側の

刻印を確認して真上に来てないのを確認します。

No6シリンダーの圧縮上死点は刻印での確認が

わかりにくいのでNo6シリンダーのクリアランス

を手で見て動くようなら圧縮上死点が出ています。

この時No1シリンダーのクリアランスを手で見て

動かなければオーバーラップが出ているので

確認しておきましょう。

確認ができたら先ほどの図を参考に

各バルブクリアランスを調整します。

参考にどうぞ。

Jakeブレーキのクリアランス調整はこちらから

カムシャフトを外す時に注意してほしいことの

説明はこちらから

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