トレーラー整備

ハマナ トレーラー ディスクブレーキの車軸オイル漏れ修理 パート3

投稿日:2020年3月14日 更新日:

ホイストの取り付け

① キャップのシールを交換する

キャップを3連オーリングの対作品に交換

してシールキットを交換する。

カップの向きとバックアップリングの位置に注意。

オーリングとバックアップリングのずれ防止

のために固形のラバーグリスを塗りましょう。

ダストシールを入れる時はボックス等を

使って叩いて入れる。

ダストシール止めのスナップリングはかなり

強いのでしっかりあう工具でやりましょう。

3連オーリングの後ろに入るバックアップリング

を付ける時に下図のようにループさせて癖を作り

キャップ側にきくようにします。

これは入れる時にかみこまないようにするため

です。

② ピストン側のシールキット交換

シールキットを交換する時にカップの向きと

バックアップリング位置に注意。

オーリングとバックアップリングのずれ防止の

ために固形のラバーグリスを使う。

バックアップリングをループさせてかみ

こまないようにする。

③ ピストンにキャップを付ける

キャップを差し込む前にシールの向きと位置

バックアップリングの合わせ目がずれていないか再点検。

シャフトの先端とキャップの内側にグリスをたっぷり塗り

センターを出してシールがかみこまないように入れる。

硬いときはゴムハンマーなどでキャップをセンターを

出しながら叩いて入れる。

④ シリンダーにホイストを取り付ける

シリンダーの入り口とピストンとキャップに

グリスをたっぷり塗り滑るをよくする。

シリンダー側にごみ等ないか確認してセンターを

出してバックアップリングがかみこまないように

ピストンとキャップを見ながら慎重に入れていく。

⑤ キャップにロックのCリングを入れる

シリンダーにホイストが入ったらキャップを

奥まで入っているのを確認してシリンダー側の

溝に入るようにCリングをを入れる。

入っているのをしっかり確認しましょう。

この時外したCリングは歪みがでるので新品に

交換しょう。

⑥ 手動で車軸ロックができるか確認

ホイストを奥まで入れて回してロックさせて

ホイストを引っ張って確認する。

抜けてこなければ大丈夫です。

確認後ロックは解除しておきます。

作動点検の時にきいてしまうので。

⑦ 車軸ホイスト油圧ホースをつける

Cリングが入ったら油圧ホースを付けます

逆に付けないように注意します。

⑧ 作動及び漏れ点検

車軸伸縮用のサイドバーを外しているため

センサーが働かないので非常回路を使います。

破損するので誤作動に注意しましょう。

非常回路の説明はこちらから。

車軸ホイストの伸縮を繰り返してホイスト内部の

エアーを抜きます。張り出しと格納がしっかり

できるようになったら漏れ点検をして漏れがない

ことを確認します。

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トラック整備 見出し2



トラック整備 見出し2



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