- 目次
- 注意事項
- オイル漏れ箇所点検
- 車軸ブロック取り外し方法
注意事項
危険を伴うため二人でやりましょう。
取り付けナットはすごく硬いのでケガを
しないように慎重にやりましょう。
車軸ブロックの固定はしっかりやりましょう。
車軸ブロックが抜ける時と動かす時は慎重に。
オイル漏れ箇所点検
アウトリガーを出して車体を上げて
車軸を伸縮させます。油圧が高いので
動かすとすぐにホイストから漏れてくると
思います。片側が一か所漏れていても、
漏れている方側は2本修理しましょう。
車軸ブロック取り外し方法
① 車軸を伸ばしておく
② タイヤを外す
③ 車軸ホイストが付くブロックに格納用
のサイドバーが付いているので取り外す。
④ ABSのセンサーカプラーを外す
ABSのセンサーを外したらフェンダーラバーに
テープで固定する。
⑤ ブレーキチャンバーを取り外す
ブレーキチャンバーの取り付け2本を
緩めてフレーム側に入れて起こます。
⑥ ホイストとブロックの取り付けナットを緩める
取り付けナットにカバーが付いているので緩める。
専用の工具を使い下図のように固定して長いパイプ
で緩める。緩まない時はパイプにバールを入れて
トルクを出す。
硬いので慎重にやらないと肩・首・腰が大変な
ことになります。気を付けてください。
ナットを2山ぐらい掛けておきます。
⑦ プーラーを使って車軸ブロックをある程度抜く
プーラーを下図のように掛けて締め込みながら
プーラーの後端とブロック側の差し込み部を
ハンマーで叩くを繰り返しある程度抜く。
(下図の赤印のところを叩く)
硬い場合はCRC等を塗る。
⑧ 車軸ブロックの下に移動式の台をいれて固定する
車軸ホイストとブロックの差し込み部がある
程度抜けたら車軸ブラケットの下に
下図のようにして移動式の台を入れて固定します。
まず車軸ブロックの下にT/Mジャッキを入れて
その上に厚めの木材を入れます。
ブロック側の支えができたらハブ側の支えを
作ります。ハブのクリップボルトに穴あけ加工
をした鉄板を入れてナットで手締めをし
その下に木材を敷いてブロック側の高さと
合わせます。バランスを考えセンターを
しっかり出しましょう。
しっかりとセンターを出して支えられたら
ジャッキとハブをチェーンブロックまたは
荷締めでがっちり固定します。動かす時に
ずれて落ちる危険があるためしっかり固定
します。
またチェーンブロック等で固定するときは
キャリパーに食い込んで壊さないように気
を付けて固定します。
⑨ 車軸ブラケットを取り外す
車軸ブラケットを固定が出来たら取り付けの
ナットを取り外し⑦の工程を繰り返して
抜きす。抜けそうになったら倒れて
こないように慎重にやります。
無事抜くことができたら邪魔にならない
ところに移動しましょう。この移動が大変
危険なので慎重にやりましょう。
総論
この作業をやっていて実際にナットを緩めた
時に腰と首を悪くしました。また車軸
ブロックを移動させるとき固定が甘く
ジャッキから落としてしまい大変な目に
あいました。センターを出してバランス
をよくしましょう。
危険な作業なので必ず2人たりで作業
することをお勧めします。
参考までにどうぞ。