- 目次
- 実際の症状確認
- 点検手順
- 総論
実際の症状確認
まず実際の症状の確認をします。
エンジンを掛けてPTO及び昇降スイッチ
を入れ走行状態から車軸を張り出して
車軸格納をしてまた走行状態にするの
一連作動をします。どの作動時に動かな
くなるか確認します。
点検手順
① エンジンを掛けてPTOが入るか確認
音で確認できます。
② 昇降スイッチが入るか確認
ランプの点灯確認。
ないのは各部位作動するかで確認。
③ 車軸の非常回路スイッチ確認
非常回路のスイッチが入っていたら
すべて切ります。
④ アウトリガーが動くか確認
アウトリガーが動けばメインの
ソレノイドバルブは異常なしと判断。
⑤ 車軸ロック解除できるか確認
ロックが解除されなければ
アウトリガー格納センサー及び車軸格納
センサーの点検をする。調整で治る場合
は調整する。
また非常回路を入れて動くか点検する
のもいいと思います。非常回路を使う場合
は誤作動による破損に注意してください。
非常回路をいれて解除しようと動くが解除
しきれない時はロック部の連結で内部かみ
こみが起きていると思われます。
また解除時に油圧の作動がしないようなら
車軸ロックソレノイドの不良を疑います。
⑥ 車軸張り出し
油圧の作動音がして張り出しができなけれ
ばホイストシリンダーとピストン間にカム
シャフトの破片のかみこみが考えられます。
また油圧の作動音がしない場合は車軸伸縮
ソレノイドを疑います。
⑦ 車軸を格納する
格納できなければアウトリガー格納
スイッチを点検
⑧ 車軸をロックする
できなければ車軸格納センサー点検し
調整できるなら調整。
⑨ アウトリガーを降ろす
できなければ車軸ロックセンサー点検し
調整できるなら調整します。
⑩ ここまでやって異常が見られない時は
各センサー異常がないので出る時と
出ない時があると判断します。
ソレノイドバルブのごみの詰まり等
車軸ホイスト内のかみこみ等をう疑います。
総論
非常回路を使うとどこのセンサーが悪いか
判断しやすいです。
非常回路の説明こちらから。
各センサーの働きはこちらから。
車軸センサーの調整はこちらから
間違いもあるかもしれませんが参考までに
どうぞ。