- 目次
- 車軸センサーの仕組み
- 車軸センサー点検方法
- 車軸センサー調整方法
車軸センサーの仕組み
- 車軸格納センサー
車軸格納センサーは左右の車軸ブロックの
前側の内側にありナックルの前側に付く
サイドバーが格納されセンサーに近ずくと
センサーのきり替えが行われる。
センサーとサイドバーの前側リングの
2か所で調整できる。
- 車軸ロックセンサー
車軸ロックセンサーは格納された道板の下
にカバーをかぶってあり、左右のロック
機構に2個ずつ付いておりバーの前後運動
でロック及び解除のセンサーを切り替えている。
センサーのみでの調整ができる。
車軸センサーの点検方法
車軸のセンサーを調整する場合はセンサー
の原因が主なのでここでは点検方法を
説明します。
車軸センサーは鉄を近ずけると作動する
構造になっています。
また距離によりランプの色が変わります。
近ければ緑色
少し離れているとオレンジ色
離れていると何も点灯しない
の3パターンがあります。
緑色とオレンジ色の時は各センサーが
信号を送り格納伸縮の作動ができます。
何も点灯していない時は各センサーが
信号を送らず作動しません。
点検方法は格納状態の時に
各センサーのランプが緑色もしくは
オレンジであることを確認します。
この状態の時に何も点灯していない
センサーがあればそこが原因と思われます。
マイナスドライバー等の鉄を点灯して
いないセンサーに近ずけて緑ランプが
付くようならセンサーは正常と判断します
またマイナスドライバーを近ずけて何も
ランプが付かない時はセンサーの故障です。
車軸がロック解除され張り出している
場合にセンサーのランプがバーから離れて
いるのに点灯しているのもセンサーの
故障です。これは作動はするのですが
誤作動もするので故障の原因にもなります。
非常回路の使用時と同じ状態になっている
ので興味がある方はこちらからどうぞ。
各センサー調整方法
上記の構造より各センサーに鉄のバー
が近ずいた時にランプが緑色になる用
に調整します。オレンジでも作動する
のですが若干のずれが出るかもしれない
のでしっかり緑色のところで調整します。
- 車軸格納センサー調整
ナックルに付いているサイドバーの先端に
付いているリングのボルトを緩めて調整す
るやり方とセンサー自体を調整するやり方
の2種類あります。
- 車軸ロックセンサー調整
センサー自体を調整するやり方。
調整方法
- センサー調整
センサーは本体にねじ山がありステーに
前後薄いナットで締め付けて取りつかれ
ているのでナットを前後緩めて緑色ラン
プが付くギリギリのところで調整してナッ
トを締めます。作動確認を必ずします。
たまにオレンジランプになるので。
- 車軸格納サイドバーによる調整
ナックルに付いている車軸格納サイドバー
の先端に付いているリングを固定ボルトを
緩めて移動させてセンサーの緑ランプを
点灯するぎりぎりの位置に調整します。
調整後に作動確認を必ずします。
センサーにリングが当たらないか
オレンジランプになってないか。
サイドバーは足を乗せやすいところに
あるので亀裂が入っていたり折れていたり
することがあるのでよく点検しましょう。
亀裂が入っていると調整してもすぐずれて
ランプが点灯しなくなることもあります。
参考までにどうぞ。