目次
- 基本的なオイル漏れをする個所
- 基本的な点検方法
- 各箇所による漏れ
- 総論
基本的なオイル漏れるをする箇所
よくある場所
- 部品と部品のつなぎ目の部分
- シール関係
- ホース関係
- パイプまわりのガスケット
ごくまれにある場所
- 部品本体の亀裂、穴あき、割れ
基本的な点検方法
まず最初に漏れの個所を確認します。
確認出来たらパーツクリーナーで掃除
します。綺麗に油気を取りエンジンを
掛けるまたは試運転をして再度先ほど
の場所を見て漏れを確認済ます。
確認ができたらそこが締め付けが
出来るところなら締め付けて掃除
して再点検します。
締め付けても漏ってきたり締め付けら
れない場合はその部位のガスッケット
またはパッキン等交換の判断をします。
オイル漏れが広範囲にわたってあり
複数の個所である場合は特定が
難しいので
最も高い位置にある所から修理する
一番漏れが酷いところから修理する
怪しいところは全部修理する
このどれかをお客さんと相談して
作業を進めましょう。
各箇所による漏れ
- エンジン回り
エンジンにはエンジンオイル、パワス
テオイル、燃料等が考えられます。
タペットカバー
カムフレーム
エンジンヘッドガスケット
エンジンフロントケース
エンジンリヤケース
フロントクランクシール
リヤクランクシール
オイルクーラー
パワステポンプ
サプライポンプ
高圧パイプ
オイルパン
などのパッキン、ガスケットもしくは
本体またはパイプ及びホース等沢山あり
説明しきれませんが締め付けができる
所は締め付けて基本的な点検方法を
参照にしてみてください。
- トランスミッション
主にフロントリテーナーのシール及び
リヤシールがメインであとはアッパーカバー、
シフト、セレクトシャフトのシールと
ブリーザーと 思われます。
フロントのリテーナーシールの漏れは
エンジンのリヤクランクシールと
わかりにくいですがオイルの色で判断
できる時もあります。黒ければエンジン
茶色みたいならミッション側とある程度
目安になります。
- デファレンシャル
デフケース本体の亀裂、ミッドシール
デフケースとデフの取り付け部の漏れ
が考えられます。
ミッドシールならガタの点検もしっかりし
ましょう。デフとケースの取り付けはボンド
だと思います。まずはボルトをしっかり
締めてみましょう。
- フェールタンク
タンク本体のステーとのすれによる穴あき。
(タンクバンドの緩みが原因)
ホースのひび割れ、亀裂、硬化による
漏れが考えられます。
総論
基本的には漏れ箇所を確認して掃除後に
再点検し締め付けられるなら締めて
対応します。広範囲だとわかりにくいですが
経験で漏れてくるところがわかってくると
早く点検できるようになります。
基本的な点検方法のところに書いてある
ことを参考にしてみてください。
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