整備士基本技術 未分類

基本的なオイル漏れの点検方法

投稿日:2020年3月6日 更新日:

目次

  • 基本的なオイル漏れをする個所
  • 基本的な点検方法
  • 各箇所による漏れ
  • 総論

基本的なオイル漏れるをする箇所

よくある場所

  • 部品と部品のつなぎ目の部分
  • シール関係
  • ホース関係
  • パイプまわりのガスケット

ごくまれにある場所

  • 部品本体の亀裂、穴あき、割れ

基本的な点検方法

まず最初に漏れの個所を確認します。

確認出来たらパーツクリーナーで掃除

します。綺麗に油気を取りエンジンを

掛けるまたは試運転をして再度先ほど

の場所を見て漏れを確認済ます。

確認ができたらそこが締め付けが

出来るところなら締め付けて掃除

して再点検します。

締め付けても漏ってきたり締め付けら

れない場合はその部位のガスッケット

またはパッキン等交換の判断をします。

オイル漏れが広範囲にわたってあり

複数の個所である場合は特定が

難しいので

最も高い位置にある所から修理する

一番漏れが酷いところから修理する

怪しいところは全部修理する

このどれかをお客さんと相談して

作業を進めましょう。

各箇所による漏れ

  • エンジン回り

エンジンにはエンジンオイル、パワス

テオイル、燃料等が考えられます。

タペットカバー

カムフレーム

エンジンヘッドガスケット

エンジンフロントケース

エンジンリヤケース

フロントクランクシール

リヤクランクシール

オイルクーラー

パワステポンプ

サプライポンプ

高圧パイプ

オイルパン

などのパッキン、ガスケットもしくは

本体またはパイプ及びホース等沢山あり

説明しきれませんが締め付けができる

所は締め付けて基本的な点検方法を

参照にしてみてください。

  • トランスミッション

主にフロントリテーナーのシール及び

リヤシールがメインであとはアッパーカバー、

シフト、セレクトシャフトのシールと

ブリーザーと 思われます。

フロントのリテーナーシールの漏れは

エンジンのリヤクランクシールと

わかりにくいですがオイルの色で判断

できる時もあります。黒ければエンジン

茶色みたいならミッション側とある程度

目安になります。

  • デファレンシャル

デフケース本体の亀裂、ミッドシール

デフケースとデフの取り付け部の漏れ

が考えられます。

ミッドシールならガタの点検もしっかりし

ましょう。デフとケースの取り付けはボンド

だと思います。まずはボルトをしっかり

締めてみましょう。

  • フェールタンク

タンク本体のステーとのすれによる穴あき。

(タンクバンドの緩みが原因)

ホースのひび割れ、亀裂、硬化による

漏れが考えられます。

総論

基本的には漏れ箇所を確認して掃除後に

再点検し締め付けられるなら締めて

対応します。広範囲だとわかりにくいですが

経験で漏れてくるところがわかってくると

早く点検できるようになります。

基本的な点検方法のところに書いてある

ことを参考にしてみてください。

その他の基本整備技術はこちらから

トラック整備 見出し2



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