基本的な各ホースの交換技術を説明します。
水・オイル・燃料ホースの基本的な交換方法は一緒です。
まずホースバンドを外します。
締め付けタイプとワンタッチタイプがあります。
バンドを外したら次はホースと取り付け部の固着を取ります。
マイナスドライバーやホースリムーバー等を使い
隙間を作りラバーグリスを隙間に入れてこじって
固着を取るやり方と、プライヤー等で
ホースをつかみホース自体をまわして固着をとるやり方、
カッターでホースを切って外すやり方がります。
プライヤーで掴む場合は取り付け部が何でできているか確認し
プラスチックなら強く握りすぎると割れるので注意します。
カッターで切る場合も力を入れすぎると取り付けが傷つき
プラスチックだと穴があくので注意します。
あとカッターで切る場合は部品の入りと、
同じ部品か確認したほうがいいです。
たまに入らなかったり違うのがきたりしますので。
固着が取れたらホースを外して取り付け部パイプの掃除をします。
アルミなら240番、スチールなら60番のペーパーで
プラスチックはパーツクリーナーが付いたウェス等で掃除します。
腐食、虫食いが酷い場合は交換し、ある程度なら
ボンドを塗って対応します。
ボンドはパイプ側に塗ります。
これはホース側につけると水のラインに入り込み
詰まるかもしれないからです。
ホースを新品に交換してしっかり差し込みます。
ボンドを塗ってない場合はラバーグリス等を
塗ってやるといれやすいです。
大型トラックのロアーホースはラバーを塗ると
エンジンを掛けた時にバンドが凸にきくまで抜け方向に
動くことがあるのでお勧めしません。
ホースがきつい場合はやりにくいほうを先に入れて
入れやす方にはホースリムーバー等を入れて
こじりながら付けます。
取り付けパイプの凸部がある場合はバンドが凸に
掛からないように位置を確認しながら締めます。
水・オイルを抜いている場合は入れてから
エンジンを掛けて漏れを見てなければスチームで掃除して
試運転をして再度漏れ点検をして問題なければ
締め付けタイプのバンドの場合はまた締め付けます。
これは温まるとゴムが柔らかくなりバンドが締まるからです。
エアダクト類は取り外しても再使用で大丈夫です。
インタークーラーダクトホースの脱着方法
インタークラーダクトホースの外し方は前文の
各ホースの基本的な交換方法参照です。
取り付け方法には注意点があります。
ダクトホースにはラバーグリスをぬらないでください。
これは加給圧が高くなった時にホースが抜ける事例があるからです。
ホースの内側と取り付け部のオイルをしっかりとります。
しっかり掃除ができたらとりつけます。
もし固くて入らないようならホースの内側に水を少しつけて
滑りをよくして付けます。
ホースの入り具合を確認してよければバンドを締めます。
バンドが破損してダクトが抜けた事例もあるので
バンドを点検して良くないようなら交換しましょう。
最初から交換でもいいかもしれません。
参考になればと思います。