- 目次
- ブレーキディスクローターの摩耗点検
- ブレーキディスクローターの亀裂限度
- ブレーキディスクローターの締め付けトルク
ブレーキディスクローターの摩耗点検
摩耗点検をするにはノギスを使います。
ロータの厚みをノギスで測定します。
ローターが段べり、変摩耗していなければ上図の
ように測定しますが、段べりまたは変摩耗して
いる場合はしっかりとした数値が図れないので、
下図のように測定します。
このようにローターの両面に平ワッシャーを挟み
込んで、段べりのところに当たらないように測定を
してから平ワッシャー2枚分の厚みを引いた数値が
ローターの厚みになります。
段べりしたロータの厚み | |
Ⓐ-(Ⓑ×2)=Ⓒ |
|
Ⓐ | 平ワッシャーとローターの厚み |
Ⓑ | ワッシャーの厚み |
Ⓒ | 段べりしたローターの厚み |
ブレーキディスクローターの厚さの最小値は37㎜です。
通風ディスク(ベンチレートディスク)の場合は、
摩耗の最大値は片側につき4㎜までです。
ブレーキディスクローターの亀裂限度
ブレーキディスクローターの亀裂の長さで判断します。
ブレーキディスクローター幅の75%以上の亀裂は交換です。
ディスクローターの締め付けトルク
摩耗限度や亀裂の点検をしてローターの交換を
するときのローターの締め付けトルクは、
スプリングワッシャーなしは、30㎏/mです。
参考までにどうぞ。
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