- 目次
- 参考車種データ
- 実際の症状
- 作業内容
- 結果
参考車種データー
車名 | ファイター |
形式 | PA-FK61FK |
原動機 | 6M60 |
初年度 | 不明 |
走行距離 | 不明 |
実際の症状
高速走行時に水温が上がってオーバーヒート
してサブタンクから吹き返しがすごい。
作業内容
① 水量点検
ラジエーター内に水が入っていないので給水。
② 吹き返し点検
エンジンを掛けてサーモスタッドが開いたら
ボコボコすごい。
オーバーヒートしているので
E/Gへッドガスケット交換を提案。
③ E/Gヘッドガスケット交換
サーモスタッドも交換。
水圧テスト(外注)異常なし。
④ 再度吹き替えし点検
吹き返しの症状変わらず。
エアコンプレッサーのヘッド交換を提案。
⑤ エアコンプレッサーヘッド交換
⑥ 再度吹き替えし点検
吹き返しの症状変わらず。
ウオーターポンプが原因でエアーが発生する
ことがあると聞いたのでウォーターポンプ
の交換を提案。
⑦ ウォーターポンプ交換
ウォーターポンプ交換時にアッパーホースを
外していたのでラジエータのアッパータンク
の中をのぞいたら錆が多量に溜まったいた。
ラジエーターの詰まりで巡回できないために
吹き返しの症状のようになったと思われる。
ラジエーター交換を提案。
⑦ ラジエーター交換
アッパー及びロアーのホースも交換。
LLCの交換を実施。
⑧ 再度吹き替えし点検
吹き返しの症状なし。
⑨ 試運転にて点検
スチームを掛けてきれいに掃除して試運転
にて各箇所の漏れ等点検、異常なし。
⑩ 高速道路を試運転
水温も安定しているので異常なし。
結果
原因としてはラジエーターの詰まりで水が
巡回されないため冷却効果がなくなったために
オーバーヒートしてしまったと思われます。
ラジエーターの詰まりによる吹き返しの
ような症状とオーバーヒートでの吹き返しの
症状が同時に出ていました。
LLCは汚れがありませんでした。
参考までにどうぞ。
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