トラック整備

三菱ふそう大型トラック6R10エンジン、エアコンプレッサー交換方法 取り外し編

投稿日:2020年2月20日 更新日:

整備上の注意点

タイミング等ないのでそのまま外せます。

エアコンプレッサーのギヤのナットは逆ねじ。

ギヤの取り付け部はただのテーパーでキー等ないため組付け位置なし。

 

ラジエーターとエアコンプレッサーについてる

ドレーンより水を抜きます。

コンプレッサー側のドレーンは19のメガネで緩めます。

コンプレッサーはE/G左側にあるので、画像で見れば

右下にドレーンがあり、フレームに向かって水

が出るのでホース等でうまく抜きましょう。

E/G左のサイドカバーは外すのが大変なので

そのままのほうがいいです。

コンプレッサー上部のエアのプラスチックホースを外します。

外したら邪魔にならないようにしましょう。

輪っかのところを握り爪を解除して抜きます。

エアアイプの細いほうを17のスパナで外します。

エアパイプの太いほうをモンキーで外します。

エアパイプの細いほうを先に外すとモンキーのストロークが

とれてやりやすいです。

プラスチックの水パイプを2本外します。

パイプの差し込みにロックワイヤーあるので

それをピックツールなどで引っ張り

ロックを外して引っ張ります。

硬いときは隙間に細いマイナス等を入れていき

こじりながらひっぱります。

下に潜ったほうが見えるのでやりやすいです。

このパイプはよく割れるので取り外す時は

パイプの稼働方向を考えて外します。

取り外した際は新品に交換することを強くお勧めします。

上からできる作業は終わったので下に潜ります。

エンジンオイルパン左から、エンジンリヤハウジングにかけて

クランク各センサーがついているので、コンプレッサーを降ろすのに

邪魔なため、カプラーと配線止めクランプ3か所はずします。

カプラーはロックのプレートを引っ張ってから握って爪を

起こして抜きます。

コンプレッサーの前側にL型ステーが13ミリボルトで

2か所ぐらいで止まっているのでボックスで緩めます。

コンプレッサー本体の取付ボルトが16ミリで4か所止まって

いるので、ボックスとロングのジョイント、ハンドルで緩めます。

E/G側の上は見えないのでやりにくくて、なめないように

注意しながらやり、ボルトも落としやすいので落としたら

(どこかに引っかかってしまうので)すぐに拾いましょう。

コンプレッサーを外した時にギヤハウジングに

入るかもしれないので、必ず拾いましょう。

コンプレッサーの取り付けのボルトを1本仮締めで

入れて置き、がたを出して隙間を作ります。

隙間ができるとオイルがかなり出るので下に 

オイル受けを置きましょう。

コンプレッサーはかなり重いので、ひもを使って

上側に一人サポートをつけて二人でやったほうが

ケガをしなくて安全です。

準備ができたら、仮止めボルトを外して降ろします。

オイルが出てくるので下側の人は,くらわないように

気を付けてください。

コンプレッサーについてるギヤを2000のインパクトで

締め方向に回してナットを緩めます。逆ねじです。

外す時どのくらいの力で緩んだか覚えておきましょう。

ギヤの取り付け部はキー等なくただテーパーになっているだけで

位置はありません。

うろ覚えのところもありますが、参考になればと思います。

取り付け方法はこちらから。

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