整備上の注意点
エアコンプレッサーのギヤのナットは逆ねじ。
エアコンプレッサーの取り付けはテーパーでキー等ないため組付け位置なし。
水のプラスチックパイプ及び取り付けのプラグは必ず変えましょう。
パッキン、ガスケット、オーリングは必ず変えましょう。
コンプレッサー取り付けボルト、エンジン下側は通しのボルトです。
取り外し方法はこちらから。
バイス台に持っていき新品のコンプレッサーを固定します。
ギヤを2000のインパクトで緩め方向に回して締めます。
緩めたときの力を覚えておいて締め付けます。
この時ギヤが回るのでもう一人の人に抑えてもらいましょう。
コンプレッサーヘッドのみ交換の場合は、ギア外す工程はいりません。
ヘッド取付ボルトを6本緩めて外します。
この時ガスケットは向きがあるのでわかるのですが
ヘッドの位置はどこでもついてしまうので
合わせ位置を白ペン等で引いておき間違えないようにしましょう。
ここからはまた共通説明です
上部の水パイプ取り付けプラグにオーリングが付いているので
2個新品に変えます。
エアーパイプの大及び小のコネクターを付け替え
パッキンを新品にかえます。
水抜きのドレーンも付け替えます。
コンプレッサー取り付けのオーリングと
オイルラインの小さいオーリング二個を外し
60番のペーパーとワイヤーブラシであたり面の掃除を
しっかりやりパーツクリ―ナーでしあげます。
きれいに掃除出来たらチューブタイプの固形の
ラバーグリスをオーリングに付けて取り付けます。
これはオーリングのずれを防止するためです。
エンジン側の取り付け部も同じように掃除します。
エンジンの下側の取り付けボルトは通しなので
中のオイルをしっかりとりましょう。
ギヤの入るところのオイルもしっかりとりましょう。
掃除がしっかりできたら取り付け工程です。
取り外しの時と同様にコンプレッサーに紐を付けて
上でサポートしてもらい二人でやりましょう。
コンプレッサー側がガイドになっているので
しっかりセンターを出しながらオーリングがずれないように
入れていきある程度入れたらボルトを入れて
均等に締め付けながらとりつけます。
この時通しのボルトにはボンドを塗って付けます。
塗り忘れるとオイル漏れをしてもう一回やりなおしです。
エンジン側の上は見えなく感覚でボルトを入れるので
ボルトを落とさないようにボックスの中にグリス等を付けて
ボルトが落ちないようにしましょう。
取り付けが締め終わったら取り外しの逆手順で作業します。
クランクセンサーを付けてしっかりロックプレートを押し込み
抜けないようにします。
L型ステーを付けて配線クランプを付けます。
水のパイプをつけます。
必ず新品のパイプにしましょう。
パイプの中にオーリングが入っているのでラバーグリスを塗ります。
パイプのロックワイヤーはしっかり押し込んでロック状態にして
取り付ければパチンといって入ります。
ワイヤーを解除していれるとロックする工程が入るので手間です。
パイプはプラスチックで割れやすいので稼働手順を考えて
負担をかけないように取り付けます。
また、相手のプラグ側にはパイプの中の古いオーリングが
ついていることがあるので、しっかり掃除しましょう。
太いエアパイプを付けてから、細いエアパイプを付けます。
エアダクトを付けて、水抜きのドレーンが締まっているか
確認して取付完了です。