目次
1 この作業の時に悲劇が起きた!
2 整備書がいい加減(笑)
3 どこかに消えたスプリング・・・。
4 作業工程の追加に「ガッカリ」・・・。
5 やっぱりな!
6 みんなも気を付けてね
1 この作業の時に悲劇が起きた!
6R10エンジンヘッドガスケットの交換時に
ロッカーシャフトを外していた時に
悲劇がおきます。
2 整備書がいい加減(笑)
海外のE/Gだからなのか、このE/Gの整備書は、
6M70E/Gの整備書に比べてずいぶん簡素だった。
E/Gの構造は基本的に一緒なので外せるところを
「ポンポン」外しながら作業を進めていき、
ふとエキゾーストのロッカーシャフトに
jakeブレーキが付いていることを思い出した。
整備書に注意事項がないかと確認したが特になく
本当に簡素な整備書だなと思っていた。
実際にjakeブレーキの機構を
見て確認していると、
各気筒ごとにjakeブレーキの
リターンスプリングがロッカーシャフトと
カムシャフトハウジングに挟まれており
ロッカーシャフトを外すとスプリングが
どこかに飛んでいくようになっていた!
外す前に確認しておいてよかったと
胸をなでおろした。
こんな大事なことを整備書に記載してない
ことに驚きを隠せなかった(笑)
簡素なのはいいとしてもこれは大事なことなので
「記載しておいてくれ!」と叫びそうになる。
3 どこかに消えたスプリング・・・。
jakeブレーキのリターンスプリングを
プライヤーで摘まみながら縮めて
取り外そうと力を込めたが
「なかなか縮まらない・・・」。
スプリングが飛ばないようにウェスを
上にかけながらスプリングに
思いっ切り力をかけて縮めた時、体勢を崩し
「あっ!」と思った瞬間にスプリングが
ヘッドの上に落ちてしまった・・・。
慌てて探すがどこにも見当たらない。
(だんだん元気がなくなっていく(笑))
スプリングが落ちる音が3回ぐらい
聞こえたので落ちたのは間違いないと
辺りも探すが見つからない・・・。
E/G内部のオイル穴にはいりこんだ可能性が
高いと判断して作業を続行。
(この時点で不安でしょうがなかった。)
またE/Gの内部に外れたスプリングが
入り込むと一大事なので、
ウェスを敷き詰めて対策。
4 作業工程の追加に「ガッカリ」・・・。
スプリングが落ちたと思われる穴に、
磁石を入れてみたが底が深く届かなかった。
整備書でオイルの戻りのラインだと考察して、
E/Gオイルを抜いてみたがスプリングは
出てこなかった。
ドレーンボルトの穴から磁石を入れたが、
ストレーナーが近くうまくいかなかった。
追加作業で「オイルパンの取り外し」を決断!
自分のミスなので「ガッカリ」です。
5 やっぱりな!
オイルパンの取り外し作業の追加にがっかり
しながらもオイルパンを外してみると、
ちゃんとスプリングがあって
「ホッ」としました(笑)。
あれだけ探して見つからなかったので
オイルパンの中だろうと思っていたので
やっぱりなって感じです(笑)。
6 みんなも気を付けてね
整備書に記載がないことなので
皆さんも気を付けてください。
タイミングギア周りに落ちたら
大変なことになっていました(汗)
オイルパンはまたスプリングを
落とすことを考えて最後に付けました(笑)
参考までにどうぞ。