トラック整備 整備士基本技術

ブレーキチャンバーダイヤフラム交換 イスズのギガ編

投稿日:2020年3月16日 更新日:

車検でハブがばれている状態での交換方法です。

1  ブレーキチャンバーダイヤフラム取り外し

ブレーキの構造説明と

ピギーパックの交換はこちらから

① マキシブレーキにセットボルトを入れる

エアが抜けてスプリングブレーキの力でロッドが

伸びないようにセットボルトを入れる。

②  L型ラバーニップルを外す。

外側のL型ラバーニップルを2本

マイナスドライバーを入れて隙間を作り

ラバーグリスを入れ込み滑りをよくして

取り外す。

 

③ エアーホースのタイラップを外す

エアーホースのタイラップを外してマキシ側の

可動領域を増やし作業効率を上げる。

④ バンドを外す

バンドを緩めてマキシ側を支えながらバンドを

取ります。マキシ側は下に台を置くかアクスル

に乗せるかして落ちないようにします。

エアーホースに負担を掛けるとニップルとの

接合部からエアー漏れすることがあります。

⑤ チャンバーからダイヤフラムを取り出す

2  ダイヤフラムの組付け

⑥ 各部品の掃除

バンド及び合わせ面の掃除をします。

ワイヤーブラシで最初に全体を掃除して240番の

ペーパーで仕上げます。最後にエアーブローを

してごみを取り除きます。

⑦ダイヤフラムの新品が同じか確認

必ず新品のダイヤフラムが同じか確認します。

種類が多く間違えやすいためです。

⑧ ダイヤフラムをセットする

先にバンドをエキスパンダー側に入れておいて

ダイヤフラムがずれない様に上下左右のセンター

を出しながらシャコマンで締め付けてずれない

ように固定する。

バンドを入りやすくするために少しダイヤフラム

がつぶれるぐらいは締めましょう。

⑨ バンドを締め付ける

バンドの口の部分をウォーターポンプ

プライヤー等で挟みながらバンド全体

をハンマーで軽く叩いていきます。

こうすることにより合わせ部の

センターが出てさらにプライヤーで締め

付けることができるようになります。

しっかりと締め付けることができたら

片側の手でバンド口を抑えながら

プライヤーを離しボルトとナットを

入れて締め付けます。

ある程度締め付けられたら片側の手を

バンドの口から離します。

またハンマーでバンドを叩いてナットを

締めるを繰り返します。

あまり締めすぎるとボルトが曲がる

ので注意しましょう。

センターがしっかりでていない場合は

再度センターだしからやりなをします。

⑩ L型ラバーニップルを付ける

L型ラバーニップルにラバーグリスを塗って

差し込んで取り付けます。しっかりといれて

水等入らないようにします。

⑪ エアーホースのタイラップを付ける

外した個所のタイラップをつけなおします。

⑫ ブレーキを踏んで漏れ点検

ブレーキが踏めるようになったらセットボルトを

外してエアーを溜めてブレーキを何回か踏みます。

またエアーを溜めて踏みっぱなしにして

エアー漏れの点検をします。

手をかざして持ってこなければ大丈夫です。

漏ってくるときはエアー漏れの大きい音が

するのですぐにわかります。

総論

ダイヤフラムとチャンバーのセンター出しが

難しいですが極端にずれていなければあまり

漏らないイメージがあります。

エアー漏れする車には必ずセットボルトを

入れて作業をしましょう。

また必ず取り忘れないようにしましょう。

参考までにどうぞ。

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