目次
1 3ケ月定期点検の項目
2 3ケ月定期点検手順
2-1 車両の前側から点検していく
2-2 車両の前側から下に潜り後ろまで点検していく
2-3 車両の側面を点検していく
2-4 締め忘れがないか確認
3 補足
1 3ケ月定期点検の項目
1 かじ取り装置
2 制動装置
3 走行装置
4 緩衝装置
5 動力伝達装置
7 電気装置
8 原動機
9 付属装置
10 高圧ガスを燃料とする燃料装置等
11 日常点検
2 3ケ月定期点検手順
4トン車を基準にした点検手順です。
車種によって部品の位置が違うので注意してください。
車両の前側から点検していく
① 車両のジャッキアップ
⇩
② 室内外の灯火類の点検
誰かに見てもらうと楽です。
1人でやる場合はパイプなどを
ブレーキペダルにひっかけて
ブレーキの点灯を見ましょう。
⇩
③ ワイパーとウォッシャーを点検
水捌けの状態と噴霧状態を点検しましょう。
⇩
④ 乗車した状態でクラッチの点検
クラッチの遊びとギヤの入り、切れを点検します。
⇩
⑤ 排気ブレーキを使って排気漏れの点検
⇩
⑥ サイドブレーキの点検
ロックのの確認と引き代を点検する。
点検後はサイドブレーキを解除します。
⇩
⑦ キャブ内の荷物の点検
キャブを上げた時に荷物等が落ちてきて
Fガラスを割らないように細心の注意を払いましょう。
私は2回ほど割ったことがります。
もちろんガラス交換でした。
⇩
⑧ 各ペダルの遊び点検
アクセル、ブレーキ、クラッチの
ペダルの遊びを点検します。
⇩
⑨ マスターの点検
クラッチマスターの液漏れがないか点検します。
⇩
⑩ ボンネットを開けて各箇所点検
クラッチオイルの量を点検
サブタンクの水量を点検
ワイパーリンクにガタがないか点検
ヒーターホースの水漏れ点検
外気フィルターの清掃
⇩
⑪ ハブのガタとブレーキの引きずりを点検
前輪左右から点検して後輪左右の点検をしましょう。
前輪のガタの場合はブレーキを効かせて
キングピンかハブのガタのどちらかを点検します。
後輪のガタはハブのガタです。
⇩
⑫ キャビンを上げる
無線の配線や歯止めの紐がかかってないか注意しましょう。
⇩
⑬ 左前輪の足回りを点検
リーフピンにグリスアップをしながら、
ピンの摩耗、リーフの割れ、ずれ、Uボルト
の緩み等を点検。
ショックのオイル漏れとブッシュ等のガタ点検
ブレーキホースに膨れ、亀裂、ひび、擦れがないか点検
タイロッドエンドのガタを点検
キングピンにグリスアップをする。
ドラムブレーキのグロメットを外して
ブレーキの残量とギャップの点検をする。
⇩
⑭ E/Gの左側の点検
左側で点検できる部分を点検する。
E/Oの量の点検
エアークリーナーの点検
E/Gの水漏れ、オイル漏れ、燃料漏れを点検
ファンに亀裂がないか点検
ウォーターポンプのガタと水漏れの点検
クーラー、冷凍機、ファンなどの
各ベルトの摩耗、ひび割れ、亀裂の点検
ラジエーターの水漏れとアッパータンクの
変色状態を点検
水が垂れるのでラジエーターキャップは
E/Gの下側の点検が終わってから外します。
⇩
⑮ ワイパーの点検
ワイパーラバーにへたりや切れがないか点検
ワイパーブレードのガタ点検
Fガラスの亀裂等を点検
⇩
⑯ ヘッドライトのレンズの割れ等点検
⇩
⑰ 右前輪の点検
ギヤボックスのパワステオイル漏れ点検
ステアリングシャフトにグリスアップ
ドラックリンクのグリスアップとガタの点検
リーフピンにグリスアップをしながら、
ピンの摩耗、リーフの割れ、ずれ、Uボルト
の緩み等を点検。
ショックのオイル漏れとブッシュ等のガタ点検
ブレーキホースに膨れ、亀裂、ひび、擦れがないか点検
タイロッドエンドのガタを点検
キングピンにグリスアップをする。
ドラムブレーキのグロメットを外して
ブレーキの残量とギャップの点検をする。
⇩
⑱ E/Gの右側の点検
左側と内容が同じになってしまいますが
点検のやりやすいほうから作業してください。
E/Oの量の点検
エアークリーナーの点検
E/Gの水漏れ、オイル漏れ、燃料漏れを点検
ファンに亀裂がないか点検
ウォーターポンプのガタと水漏れの点検
クーラー、冷凍機、ファンなどの
各ベルトの摩耗、ひび割れ、亀裂の点検
ラジエーターの水漏れとアッパータンクの
変色状態を点検
水が垂れるのでラジエーターキャップは
E/Gの下側の点検が終わってから外します。
パワステオイルの量と漏れの点検
エキマニの排気漏れがないか点検
⇩
車両の前側から下に潜り後ろまで点検していく
⑲ 下側から前左右の足回りの点検
潜って内側の見えなかった部分の
リーフピンの摩耗、割れ、ずれ、Uボルト
の緩み等を点検。
⇩
⑳ E/Gの下側の点検
E/Gの水漏れ、オイル漏れ、燃料漏れを点検
⇩
㉑ トランスミッションの点検
T/Mオイル漏れとオイル量の点検
T/Mのグリスアップ
⇩
㉒ クラッチブースターの点検
クラッチの残量と遊びの点検
ブースターのオイル漏れの点検
ブースターの取り付け部の緩みの点検
⇩
㉓ エアータンクの点検
エアータンク内に水等がないかエアーを排出して点検
⇩
㉔ マフラーまわりの点検
マフラーやエキパイ、テールパイプに
排気漏れやガタがないか点検する
⇩
㉕ サイドブレーキの引きずりがないか点検
プロペラシャフトを回して手で回るか点検
ドラムの焼けぐあいを目視で点検
⇩
㉖ プロペラシャフトの点検
スパイダーとスプライン部のガタを点検
点検後にグリスアップを実施
⇩
㉗ 後輪の足回り点検
前輪がリーフだったので後輪はエアサスの点検にします。
エアサスのベローズのひび割れ、亀裂がないか点検
トルクロッドのブッシュにガタ、さび汁等ないか点検
ブレーキホースに膨れ、ひび割れ、亀裂、擦れがないか点検
ブレーキパイプの漏れ破損点検
ドラムブレーキのグロメットを外して
ブレーキの残量とギャップの点検をする。
D/Fのミッドのガタとオイル量と漏れの点検
⇩
車両の側面を点検していく
㉘ 車体の緩みを点検
車両を1周して点検ハンマーで点検していきます。
ボディーボルトとUボルトの緩み点検
サイドバンパーの取り付けのガタの点検
燃料タンクのステーとバンドの緩み点検
バッテリーケースとステーの緩み点検
リヤバンパーとステーの緩み点検
タイヤの山、空気とパンクを点検
スペアタイヤのガタ点検
テールランプやサイドウィンカー等の
灯火類のガタを手で触り点検
⇩
㉙ ブレーキオイルの量を点検
⇩
㉚ ラジエーターの水量を点検
ラジエーターキャップを点検
ラジエーター内の水量点検
⇩
㉛ バッテリーの点検
バッテリーの液量点検
ターミナルの緩み点検
バッテリーの比重点検
バッテリの性能をテスターで点検
⇩
㉜ タイヤの締め付け点検
⇩
㉝ 点検内容の報告
⇩
㉞ 指示内容の実施
締め忘れがないか確認
㉟ 点検した時に外した部位に締め忘れがないか全部確認する
⇩
㊱ キャビンを降ろす
E/Gまわりに忘れものがないか点検して
キャビンを降ろす。
⇩
㊲ サイドブレーキしっかり引く
⇩
㊳ ジャッキダウン
補足
この点検で3ケ月定期点検の
項目はすべて点検完了です。
作業になれれば1時間~1時間半ぐらいで
完了します。
速い人なら40分ぐらいで終わると思います。
私が勤めていたとこでは
バッテリーはテスターで点検し
比重も見ていましたが、
この作業は点検項目にはないので省けます。
参考にどうぞ。