目次
1 クラッチを調整する理由
2 クラッチの調整方法
必ず現在のクラッチの遊びの確認
クラッチ調整
乗車して遊びの点検
再度ロックの点検
1 クラッチを調整する理由
クラッチの遊びが少なくなると劣化や破損の
恐れが出てくるのでクラッチの遊びを適正な
状態に保つ必要があるからです。
2 クラッチの調整
① 必ず現在のクラッチの遊びの確認
クラッチの遊びを調整する前に必ず現在の遊びを
確認しておきましょう。
遊びを調整する前に運転席に座りクラッチの接続
位置と下に潜ったときにレリーズフォークの
ストローク量(遊び)確認をします。
これは調整後に前のクラッチの接続位置とどれく
らい変わったかを判断するためです。
② クラッチの調整
プッシュロッドのロックナットを緩めて
アジャストナットを調整します。
アジャストナットを緩めれば遊びが少なくなり、
締め込めば遊びが多くなります。
レリーズフォークのストローク量(遊び)の
目安としてはだいたい4㎜ぐらいです。
調整ができたら再調整があるかもしれないので
ロックナットをまだ締めないでクラッチの
接続位置の点検が終わってから締めます。
③ 乗車してクラッチの遊び点検
運転席に乗車しE/Gを始動し実際のクラッチの
接続位置を点検してクラッチの遊びが適正か
判断します。
クラッチペダルをいっぱいに踏み込んで4㎝
ぐらいペダルを戻した位置がだいたい適正位置
(人によっては適正位置は変わると思います)
です。
点検をしてクラッチの接続位置が適正位置でない
場合は再度アジャストナットを調整します。
④ ロックナットを締める
クラッチの遊びが調整できたらアジャストナットの
ロックナットを締めます。
ロックナットをしっかり締め付けないと遊びが
変わったり、プッシュロッドに負担がかかり
折れることがあります。
クラッチの残量点検方法はこちらから
HSAの調整方法はこちらから