エアドライヤー取り外し
基本としてはエアータンクからエアーを抜いてから作業をしますが
このタイプのエアードライヤーは配管とホースを少し緩めて、
そこからエアーを抜きながら作業します。
まずエアーホースとエアーパイプを緩めます。
エアーパイプとエアーホースの取り付け部にL型のエルボーが
付いているのですが、ナットだけ工具で押さえると硬い場合に
エルボーの根元が折れることがあるので、エルボーに工具を掛けて
エルボーに負担がかからないようにしてナットを緩めましょう。
この時パイプ側のフクロウナットが緩まない場合は火で焼くか
反対側のパイプの取り付けから外しましょう。
ほかのパイプの対処方法に興味がある方はこちらからどうぞ。
ナットを緩めるとシューとエアーが漏れる音がするので
全部緩めきらないようにしてエアーが抜けきるまで放置して
違う作業に入ります。
この時にエアーが抜けきらないでナットを緩めきると跳ねて大変危険です。
エアーを抜いてる間に左側のセンサーのカプラーを外します。
次にエアドライヤー下側のホースをワンタッチバンドを外して
抜きます。この作業が終わるころにはエアーが抜けきっていると
思いますので、エアーが抜けているのを確認してから
ナットを外します。
ナットを外したら左右のニップルを先に少し緩めます。
これはバイス台で固定するよりもエアードライヤーが
取りついている状態のほうが力が入り、ずれる心配がなく
安全だからです。バイス台で固定するとうまく固定できず
締めたり緩めたりしている時に外れる可能性があるので
本体が取りついている間に緩められるところは緩めておきましょう。
また最初のエルボー等のついていた向きも覚えておきましょう。
次に下に潜り後ろ側の取り付け3本のボルトを緩めます。
ここはスペースがなくかなりやりずらいです。
3本のボルトをある程度平均的にゆるめていき
左側のボルトを外してからエアドラヤーを引っ張るようにして
右側のボルトを外して真ん中を最後に外します。
これは右側のボルトの頭の後ろにスペースがないので
エアドライヤー側でねじ山のスペースを確保するためです。
左と真ん中のボルトは外して右側のやりにくいボルトは
抜けてこないので残したままにします。
エアマスターのパイプが近くにあるので曲げたり
折らないように外しましょう。
エアードライヤー取り付け
エアードライヤーが外れたら左右についている
L型エルボーを外します。これは先に少し緩めているので
エアドライヤーを地面に抑えながらやれば緩みます。
エルボーが外れたら掃除をしてシールテープまたは
ボンドをきれいに撮ります。
きれいに掃除出来たらボンド塗るかシールテープを
巻くかして取り付けます。
私は締め付けの感覚がいいのでシールテープを巻きます。
エアドライヤーを地面に押仕付けながらエルボーを
左右締め付けます。この状態である程度締め付けて
本体を取り付けた時に増し締めして元のエルボーの
位置になるようにしておきます。
エルボーの大きさが違うので注意です。
下に潜りエアードライヤーを取り付けます。
まず最初に右側の残しておいたボルトをいれます。
これは入れにくいので誰かにエアードライヤーを
押さえてもらいボルトを入れましょう。
ボルトが入ったら残りの2本を入れて締め付けます。
エルボーを増し締めして元の位置を出して
次にエアーパイプを付けていきます。
しっかりパイプのセンターを出して手でナットをくわしましょう。
うまくいかない時はエルボーを少しだけ締めたり緩めたりして
センターの出る位置にしましょう。
ナットがしっかり入ったらまたエルボーを抑えながら
ナットを締め付けましょう。
最後にセンサーのカプラーと下側のホースを付けて
エンジンを掛けてエアーを溜めてちゃんと
溜まってガバナーが開く音がするのと各パイプ及び
本体からエアー漏れしてないかエアー探知機で点検して
漏れ等なければ交換完了です。
参考までにどうぞ。